駆け落ちカッコイイ


過ぎ越しの祭の晩餐。

ネム
カナ
ネム

レキ
ネム

レキ
「実はワイン持ってきたの」
「え、灰羽はお酒飲んじゃ駄目なんじゃ……」
「あら、祭りの夜は無礼講って言わない? 
 ほら、祭の定番っていうか、何て言うか……」
「没収するよ。しきたりだからね」
「そんなあっさり!?」

(ネムに飲ませたらひどい事に……ここは私が飲まなきゃ。
 そして今度こそ、私はクラモリみたいに良い灰羽になるんだ!!) (←?)

小一時間後。
レキ、すっかり出来上がる。

レキ
カナ
ラッカ
レキ
「ヒョコがなんだよー! 一人身だっていいだろー!」
「はいレキ先生! 駆け落ちって言ったらやっぱりエロエロですか!?」
「駆け落ちカッコイー!」
「エ ロ エ ロ だ よ ── っ !!  
 おお! 例えば。例えばぁ……」

にじる寄るカナ、ラッカ、……とヒカリ。

ヒカリ
(聞き逃すわけにはいかないわ)

……続く!!


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晩餐の後のテーブルにワインのボトルがあったような気がします。 元ネタはあずまんがです(汗  前やった事のあるネタだよね?と突っ込まれそうですね(汗  このネタは後で漫画風に描いてみようと思っています。

5話を観て、レキさんが駆け落ちしてただなんて!! とショックを受けたのは皆同じではないかと思われます(笑  もっとも今から考えると、ネムは事情を知らないラッカにどう言ったものか言葉を選びながら話してたわけですね。でもミドリとのやり取りとかを聞くと、どうも「レキとヒョコの駆け落ち」はどうやら一般に流布している通説になっているようです。という事は当然カナやヒカリも「レキの駆け落ち」の話は知っている事に。カナは生まれてからすぐオールドホーム内を探検するくらい好奇心旺盛だし、ヒカリも光輪の鋳型でアレするくらい研究熱心だし。それは知れるものなら知りたいのがサガというものです(断定)。




……ところでオールドホームにはお風呂の習慣はあるのでしょうか? もちろんサービスシーンが無いまくりの灰羽連盟の事、当然めくるめく  …カコーン、カコーン…  のシーンも無かったわけですが、6話でヒカリが「そうだ、お風呂沸かしておこう」とも言ってますし、一応風呂に入る事はあるのだと思います。
そこで。
年少組ってどうやってお風呂に入るかっていう事を考えると、当然あのちびどもだけでは入れないので、やっぱり誰かが付き添って入れてあげるんだと思うのですよね。じゃあ誰が付き添うのかっていうと、それはやっぱりオールドホームのおふくろさんのレキだと思うのですよね。きっとちびどもは髪を洗うのを嫌がったり走って滑って転んだりしてそれはもうたいへんたいへんな大仕事なわけですよね。レキもちびたちももう泡だらけ。石鹸が目に入るーっとか言ってイヤイヤをする子供も居る事でしょう。そしてレキは「なんで百数える前に出ちゃうのさー」とか優しく怒りながらちびどもと一緒にブクブクとお風呂に漬かるわけですよ。 そしてたまにはラッカやカナやヒカリやクウやネムが手伝ってくれたり、くれなかったり。もうね。

正直、年少組の灰羽に生まれてレキお姉ちゃんにお世話されまくりたいです。
いやむしろレキのスカートにまとわりつきたい!
ニンジンを残してレキに怒られたい!
道のはじっこを歩いてこけてレキに助け起こされたい!
そして雷の夜にははしゃぐのをおとなしくしなといさめられながら寝かしつけられたい!

さらにたまにはお話ネム姉さんの物語や、クウの熱演や、ヒカリの力作のパンケーキや、カナの襲来もあったりするし、それに新しく来たクセ毛のラッカとも遊べるし。オールドホームの年少組はグリの街で一番幸せなんじゃないかとも思います。

後半のシリアス展開の印象が強い灰羽連盟ですが、2話や3話のレキやラッカとダイやショータやハナ達ちびどものじゃれあいは絶品だと思います。ああいうのはすごく好きです。ちびたちの言動も何か妙にリアルなんですよね。「うわ、痛ったそー」「ね、泣いた?」「僕は泣かなかったよ!」「嘘だー」「なんで嘘だって分かるんだよ」「だって嘘だー」とか。ああいうのにずびしっと来ました。あのようにグリの世界の日常を重厚に描いているからこそ、後半のラッカとレキ中心のシリアス展開にもより深みが増しているのだと思います。

「クンクン……ケーキの匂いがする!」(匂いをかがれるラッカ)
「こら、現実逃避すんな」
「嘘じゃないもん」
「どれ……しないよ?」(匂いをかがれるラッカ)
「するもん、パンケーキだもん!」

あのシーンは萌えすぎです。 いや、あれはもう萌えすぎなんてもんじゃない、すっげー、すっげー萌えすぎだ!

2話の冒頭で周りをくるくる走りながらレキにじゃれつくダイ&ショータ&ハナ。 「レーキー、遊ぼー」「レーキー、なんで教室来ないのさ」  レキのまくった袖を掴んで引っ張るダイ。それをうけて屈んでダイの腕を手に取るレキ。 そして着替えを終えて部屋に戻った見慣れぬラッカに数瞬動きが止まるちびたち。 その時ショータ、レキとしっかりとお手手繋いでます。ハナはレキのスカートにしがみついています。 それでラッカ達が街に出かける時戸口で見送るレキが「こいつらも年少組に帰してやらないとねえ」とハナをすっとひき寄せると、ハナは「んっ」と腕をすっと伸ばして自然にレキに抱きつきます。 この辺りがもう……たまらんです(笑

その他にも、レキやラッカやネムやカナやヒカリやクウ達の灰羽関係について考えたり妄想を巡らすのはとても楽しいです。いつも雲がまばらにかかっている緑の空のグリの街に住む、謎に満ちて切ない存在、灰羽。良いなあ……




ところで、4話の時計塔の天辺でのカナさんの赤面(劇中唯一のカナの赤面!)のシーンですが、あれを音声を消して観てみましょう。まるで、「カナさんのラッカへのイケナイ告白」に見えませんか?


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