灰羽適当徒然


灰羽連盟の色々なシーンについて思った事を羅列してみました。
思いついたまま書いているので内容についてはかなりあやしいです。
というか大体はネタです(笑




1話「ごわごわする。夢の中ではふわふわだったのに」byラッカ
1話で、ラッカが着ていた服は、繭の中でのふわふわの服と、目覚めたベッドで着ていたごわごわの木の実みたいな匂いのする服では違うのですが、あれは誰が着替えさせたのかなーというと、やっぱりレキなのかなあと(笑 眠っている裸のラッカを手取り足取り着替えさせるレキ…… ……これはこれで!



1話「だから私が留守番するって言ったのにー」byヒカリ
1話で、寝てるラッカの付き添いでヒカリがお留守番をしとうと申し出たようですが結局皆と一緒に街に行かされたようですね。でも本来なら当然誰かが付き添ってあげてた方がよいように思います。あれはカナの言うように「ヒカリはワッカ係だから」なのかもしれませんが、もう一つ隠された理由を考えてみました。繭から生まれたラッカはまさにひよこ。「刷り込み」と言われるように、生まれたばかりの雛鳥は初めに目に入った者に強い愛着を示すと言われます。つまり、もしヒカリが一人残っていたら、目覚めたラッカはヒカリに他の人よりも強い愛着を示す事に(本人は無自覚でも)。となると困るのは当然……レキ。だからヒカリが自分は残ると言った時に反対したのは多分レキなのではないかと思います。本当は自分が残りたいけど、羽根が生えてきた時の為にも要るものをちゃんと調達するには自分も付いて行かなきゃいけない。というわけで自分以外の者と最後の希望の新生子にいきなり強い結びつきが形成されてしまうよりは……寝てる新生子を一人残すのは少々不安ではあるけど……「皆で」買出しに行こう。そんな風にレキは考えたのではないかなあと。


○1話「レキ、居るの…?」byラッカ
また、このように考えると、羽根の生えた夜……ラッカにとっては街に来て初めての夜であったと共にとても苦しい一夜だったわけですが……のレキの付きっきりの看病は、ラッカとレキとの間に無意識のレベルでの非常に強い結びつきを生んだのだと思います。もちろんそれはレキが意図した事ではないと思いますが。むしろレキにしてみれば、子供の風邪に付き添う母親のような心境だったのではないかと(笑 子供が苦しければ母親も苦しい。羽根の生えた夜だけではなく、罪憑きの事にしろ、灰羽としての存在への不安にしろ、かつて自分も経験したつらさである事も相まって、レキにとってはラッカの苦しみは人ごとではないわけです。レキとしては「いてもたってもいられない、そばに居て助けになってあげ『ないわけにはいかない』」という、『してあげたい』という同情や自発的な欲求以上のもの、共感……よりももう少し強いでしょうか、共振?のようなものがあったと思います。もちろん一人になって冷静に振り返る時には「あれはわざとだった、私が救われる為必要だからやったんだ」と罪の輪ループにハマっていたのだとは思いますが。でも9話でラッカを発見してすっ飛んでいくレキはかなり我、忘れすぎです(笑 あれはジーンときました。


○3話「他に何かあるか?」by話師
3話のヒカリとラッカが話師に会うシーン。話師はどうやら人の心が読めるようです。そうすると当然ヒカリが光輪の鋳型をナニに使ったのかも分かっているわけで。「……他に何かあるか?」 (正直に言いなさい!!!)な心境だったわけで。でもヒカリの答えは左羽根のチリーン(いいえ)なわけで。でも話師の立場で「パンケーキ」とかいう甘々で緊張感の無い単語を口に出すと初顔合わせの新生子にナメられそうで自分からは中々言い出せないわけで。……(見送る)。次の新生子の為にも鋳型は念入りに洗わなければいけないわけで。


○10話「うわ、あったまわるそー」byカナ
10話で、ヒョウコとミドリが持ってきたお菓子と一緒にバスケットに入っていた紙の「スープのわび」を見てカナが「うわ、あったまわるそー」と言うシーン。実はヒカリも7話でラッカの羽根袋に「ごめんね」と書いた紙を入れてたりするわけで。ヒカリは内心複雑なわけで。「うわ、あったまわるそー(わるそー)(わるそー)」 頭の中でリフレインしちゃったりなんかするわけで。


○10話「私はクラモリ」byクラモリ
レキは「クラモリのように良い灰羽になりたい」と思っています。レキにとってクラモリは役割モデルだったわけですが、それは「クラモリにように皆の支えになりたい」という行動としての在り様の目標のみならず、「クラモリそのものになりたい」という無意識のうちの模倣願望があるようにも思います。子供の頃のレキの服装は同年代のネムに比べると、どちらかというとボーイッシュな格好です。髪は三つ編みですね。ここで、繭から生まれたレキを助け起こすクラモリの服装を思い返してみると、ロングスカートにジャケット、足には少し短いロングブーツです。クラモリの髪型はロングですが、もみあげに当たる部分を長く伸ばしています。それらは今のレキの姿格好ととてもよく似ています。つまりレキは知らず知らずのうちにクラモリの容姿に近づこうとしているのではないかと思います。おそらくレキの心の中にクラモリの容姿が自分がなりたいもの、なるべきものとして刷り込まれているのではないかなあと。




今回はこのくらいで。また何か思いついたら書いていきたいと思います。




アルテナ大好き者としては、レキとラッカとネムの関係はどうしてもアルテナ達の関係に思えてしまいます。レキ=アルテナ、ラッカ=キリカ、ネム=ボルヌ・マレンヌ。クロエはラッカ半分ネム半分。

「その心性は救いを得んが為のかりそめのものであったが、今やその者の本質となった」
……慈母アルテナにしか思えません(笑

「私達はずっとアルテナに護られてきたんだ。私達がアルテナを救う、ノワールになるんだ」
……違和感全く無し(笑

「決して口には出さないが、自分達よりもアルテナの身を案じている」
……やっぱり違和感無し(笑

私にとっては灰羽連盟を好きな事とアルテナ達を愛でる事は似通っています。なんというか、荘園でずっと見たかった事が灰羽連盟にあるというか、そんな感じです。


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