クロエ「アルテナー わたしに贈ってくれたあのピンク色のドレス、アルテナの分はあるのですか?」
アルテナ「…ええ、ありますよ。それがどうかしたの?」
クロエ「キリカが、アルテナがドレス着たところ見たいって言ってました」
キリカ(え?)
アルテナ「…そうなのですか?」(キリカの顔を覗き込む)
キリカ「え、えーと」
クロエ「ほら、フリフリのドレス着たアルテナって素敵なんだろうなあって言ってたじゃないですか」
キリカ(クロエだって言ってたのに…)
アルテナ「困りましたね。 …どうしても見たいのですかキリカ?」
キリカ「…う、うん」(クロエえええっ)
アルテナ「…ではしかたありません。少し待ってくださいね」
クロエ「はいっ! じゃあキリカ、二人で待ちましょう! アルテナ、楽しみですっ」
アルテナ「ええ…では」(あれ…?)
(アルテナ、クローゼットの中からドレスを取り出す)
(ごそごそ…)
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アルテナ「これでよいのかしら?」
(わたしにはもう若すぎるデザインかも…)
クロエ「わぁ アルテナ素敵ですっ!」
キリカ「う、うん…」(あ、言ってよかった…)
アルテナ「…本当にそう思いますか?」(ほんとうに…?)
クロエ「ええ、とても美しいです。まるで聖母さまのよう!」
アルテナ「そうかしら?」(わたしもまだまだ…?)
キリカ「うん、綺麗…」
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アルテナ「そ、そーかしら?」(わたしもまだまだ…!!)
クロエ「アルテナ、踊ってみてください!」
キリカ「うん、わたしも見たい…」
アルテナ「…しかたありませんね」
くるくる〜
くるくるくる〜
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アルテナ(クロエ、キリカ、何とかしてください…)
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