『お友達』


(コルシカにて)

クロエ「あなたに言っておく事があります」
ミレイユ「聞くわ」
クロエ「あの子が帰りたいと言い出す時がきたなら、どうか引き止めないで。
  あの子と旅をするのはわたしなのだから」
ミレイユ「あたしがいやと言ったら?」
クロエ「殺します」
ミレイユ「えっ!?」
クロエ「わたしはあなたとお友達から始めたいと思っています」
ミレイユ「と…も…だ…ち……から!?」
クロエ「だって、あなたはあの子の『お友達』でしょう?
  ええきっとなれる。あなただってソルダの子に違いないのだから」
ミレイユ「ちょっと、からってどういう意味! 
   っていうか『お友達』のその『』はどういう意味なのよ!?」


ミレイユ「あたし…クロエとお友達から始める事が出来ちゃうんだって……」
お友達から始める…
霧香はミレイユの頭に手を伸ばしかけたが、
どう慰めればいいのか、というか、自分が励ましてしまっていいのかどうかわからず、
そっとその手を引っ込めるのだった……


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