各話で流れる予告のような感じに場面を思い浮かべ、BGMを頭に流して読んでください。


    『NOIR第25話 業火の淵 予告』



  (クロエという名の愛)

クロエは、ミレイユをその手に掛けるはずのナイフを霧香に撃たれる。

「どおしてぇ……」

わたしとノワールになってくれるんじゃなかったの。

クロエの哀しい問い。

  (最後の試練)

霧香は何も答えられない。

「わたしだったのに!わたしのはずだった!」
クロエは哀しみと怒りに身を任せ、霧香に襲い掛かる。

  (地獄の炎に晒されて)

「お願い、もうやめて、クロエ」
霧香はナイフを捨て、クロエを止めようとする。

「う……」
俯き体を震わせるクロエが次に取った行動は……








「う……うええぇん、ふえぇん」

泣いた……そう、クロエは泣き出したのだ!!
ペタリと地面に女の子座りをして、両手を目の辺りに当てて泣きじゃくるクロエ。

「!?ちょ、ちょっと、クロエ」
「な……」

  (幼女の涙に晒されて)

驚いた霧香は事態にどう対処すればいいか分からない。
予想外の状況にミレイユは傷の痛みも忘れ、眼を丸くしている。
あわてふためく霧香とミレイユ、その間もクロエは声を上げて泣き続ける。

「お願いだから泣かないで、クロエ」
クロエの頭をいい子いい子と撫でて、クロエをなだめようと霧香は苦闘する。
今までのシリアスな状況は一体何処に?……さっきまでの戦闘の方がはるかに楽だ。

  (クロエという名の駄々っ子)

「やだやだっ!わたしがあなたとノワールになるんだもん……ふええぇん」

クロエを慰める霧香の苦労とは裏腹に、遠く離れた祭壇の間で結婚式の準備を始めだすアルテナ。
「あなたたちが、真のノワール(夫婦)となる時が来たのです」
事態はさらに深刻の度を増す。

呆然とクロエの様子を見ていたミレイユが我に帰り、呆れ顔で半分怒ったようにクロエを叱りつける。
「あんた何泣き出してんのよ、恥ずかしいじゃない、やめてよ!」

  (泣きじゃくる処女)

「うええぇん、ふええぇん」
だがクロエは、ミレイユの非難の声を浴びて、いっそう泣き声を大きく響かせる。

「お願いだから、泣きやんでぇ……」
いにしえよりノワールとなる処女たちを選抜した闘技場で、途方にくれる霧香とミレイユ

何をしても泣き止まないクロエをなだめるには、もうクロエを霧香の恋人か愛人にするしかない!
だが、ミレイユも霧香のことが大好きだ、あっさりと譲るはずがない。

  (愛の試練(二股))

どうする霧香、ミレイユとクロエ、二人の間の綱渡りが出来るのか?
がんばれ霧香、負けるな霧香……逃げられないぞ霧香、処女たちの未来は君にかかっている。


  (業火の淵)




NOIR第25話 『業火の淵』をお楽しみに………………ごめん……ウソ……



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