『シャオリー姉さん』


(外は月明かり、暗い倉庫の中でシャオリーとクロエは対峙する)

クロエ「ソルダはあなたを必要としてはいません」
シャオリー「なっ!?」

(クロエは用は済んだとばかりに踵を返す。ぶちっ! シャオリーはクロエに突撃する。
 シャオリーの一撃を紙一重でかわし、カウンターのナイフを一閃させるクロエ。
 しかしシャオリーは爪でクロエのナイフを食い止める。にらみ合う二人。
 両者はパッと離れ、直後再び接近し、猛烈に斬り結ぶ)

(小一時間に及ぶ紅き爪と黒き手の死闘)

(そしてなんとかクロエのナイフを叩き落としたシャオリーは一旦間合いを離し、
 悠然とクロエに語りかける。手を押さえ、シャオリーを睨みつけるクロエ)

シャオリー「わたしと手を組め。そうすればわたしとお前でソルダを手に入れる事ができるだろう」
クロエ「何をバカな」
シャオリー「ふっ、わたしはお前の……」
クロエ「?」
シャオリー「わたしはお前の……姉だ」(コーホー)
クロエ「なっ!? ……つき……うそつきぃ!!」

(怒りを爆発させたクロエは背中から投げナイフを取り出し、シャオリーに突撃する。
 クロエの猛攻はついにシャオリーの防御を破って一撃を加える。倒れるシャオリー)

シャオリー「これで……よかったのよ……アルテナに伝えて……愛して……いたと」(ガクリ)
クロエ「……『姉さん』!」(泣)
シャオリー「なあに?」(ムクリ)
クロエ「……汚い」(赤面)



〜〜〜〜〜〜

シャオリーが好きです。
クロエと唯一同等の敵として渡り合ったシャオリー。
本編では残念ながらあっけなくやられてしまいましたが、それも
「強さが近い達人同士の決闘は、永遠に終わらないか一瞬で終わるかのどちらか」
という事にすると善い感じがします。
思想その他ではアルテナやクロエと相容れない感じもしますが、
一匹狼で己の身を張って戦う所がかっこよいです。その姿勢だけはアルテナたちと同じだと思います。
あと紫だし。ツリ目だし。爪だし。素早さが身上の接近戦型だし。皮ジャンだし。中華ドレスだし。
ほんのり甘い大人の色気だし。声も渋いし。あと胸も何気に大きいし。
どこからどう見てもクロエの生き別れのお姉さんとして素敵です。
シャオリー&クロエの凸凹コンビも見てみたい気がします。
キリカが加わると三人ツリ目戦士でさらによいですね。


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