『温もり』




ある冬の夜 枕を持ってアルテナの寝室を訪ねるクロエ

クロエ
アルテナクロエ
アルテナ
「アルテナ 一緒に眠っても良いですか?」
「あなたはもう大きくなったのだから一人で眠れるはずよ」
「今夜は冷えます 昔みたいに一緒のベッドで眠ったらきっと暖かい だからアルテナの隣で眠りたいの」
「・・・・仕方ありませんね」

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体の位置をずらしスペースを作るアルテナ それを見たクロエは笑顔でベッドにもぐり込む

クロエ
アルテナ
クロエ
アルテナ
クロエ
アルテナ
クロエ
アルテナ
クロエ
アルテナ
クロエ
アルテナ
「思った通りです とても暖かい アルテナ もう一つお願いがあります」
「何かしら?」
「コルシカの娘があの子に腕枕をしているのを見ました 私もアルテナにしてみたい 良いですか?」
「・・・・私が腕枕をされるのですか?」
「はい」
「・・・腕が痺れてしまいますよ」
「平気です」
「ですが・・・・」
「アルテナは腕枕をされるのは嫌なのですか?」
「・・・いいえ そのような事は無いのですよ」
「では 頭を乗せてください」(まぶしい笑顔)
「・・・・・・分かりました・・・・・・これで・・良いですか?」

2


戸惑いながら頭を預けたアルテナを胸に抱くクロエ

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クロエ
アルテナ
クロエ
アルテナ
クロエ
「私 アルテナに腕枕をする事が出来て幸せです」
「・・・・・・・・・クロエ・・・」
「はい?」
「・・・・・・・・・・・・おやすみなさい・・・・」
「おやすみなさい アルテナ」

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