『喜び』




就寝までの間 話をして過ごす二人
クロエは何かを思い出したように身を乗り出す

クロエ
アルテナ
クロエ


アルテナ
クロエ
アルテナ
「アルテナ 昔みたいにお膝の上に座っても良いですか?」
「あなたはもう子供では無いはずよ」
「はい でも コルシカの娘の膝にあの子が乗っている所を見ました」
「あの子もあの子のお友達も子供ではありません」
「でも・・・私はあの子より背が高いので重いでしょうか?」
「そのような事はありません」
「では 座っても良いですか?」
「・・・ええ 良いわ」

立ち上がると椅子を引いてスペースを作り 深く腰掛けなおすアルテナ
クロエは嬉しそうに膝の上に横向きに座ると抱き着く

アルテナクロエ

アルテナ
クロエ
アルテナ
クロエ
アルテナ
クロエ


アルテナ
クロエ

アルテナ
「・・・どうしたのですか?」
「あの子はコルシカの娘にこうしていました」
「コルシカの娘はとても嬉しそうだったので 私もやってみました」
「そうだったのですか」
「アルテナは嬉しくありませんか?」(少し体を離しアルテナの顔を見る)
「・・そのような事は無いのですよ」
「では 嬉しいですか?」(まぶしい笑顔)
「・・・・・・ええ 嬉しいわ」
「私もアルテナに喜んでもらえて嬉しいです」
「もう一つ あの子があの子のお友達にしていた事があります」
「私はそれもしてみたい 良いですか?」
「・・・・あの子達はどのような事をしていたのですか?」
「秘密です でも アルテナは喜んでくれると思います」
「アルテナ しても良いですか?」(期待に満ちた眼差し)
「・・・・・・・・良いわ クロエ してちょうだい」

答えを聞くと嬉しそうに笑顔を見せるクロエ
左手をアルテナの肩に置き 右手で前髪を優しく払うと その頬にくちづけをする

アルテナ
「・・・・・ぁ・・・・・・・・」

右手も肩に置くとアルテナの顔を覗き込む

クロエ
アルテナ
クロエ
「アルテナ 嬉しいですか?」
「・・・・・・・・・・・・・ええ・・・・嬉しいわ クロエ」
「アルテナに喜んでもらえて 私 幸せです」(アルテナの頭を包む様に胸に抱く)

アルテナは戸惑いを見せるが クロエから自分の表情が見えない事に気付き
普段とは違う恥じらいを含んだ微笑みを浮かべる
心地よい温もりに包まれ 目を伏せると クロエの背に腕をまわし抱き締めた








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歩さんよりSS『喜び』を頂きました。

クロエをお膝抱っこしてあげるアルテナ……
クロエに抱きつかれてしまうアルテナ……
クロエに頬にキスされてしまうアルテナ……
「……ぁ……」なアルテナ……
クロエに頭を抱きかかえられてしまうアルテナ……
クロエの胸に顔をうずめて抱きしめ返すアルテナ……
……萌えを突き抜けてなんだか切なくなってしまいます。アルテナ癒されまくりですね。
つらく苦しい生を歩んできた自分を包んでくれる思いがけない安らぎに、アルテナは喜びを感じる事が出来たのでしょうか。
そしてクロエも、アルテナに喜びを与える事が出来てとても楽しそうで喜んでそうです(笑
歩さん、このたびはアルテナとクロエがすごく幸せそうな素晴らしいSSを贈って頂き、どうもありがとうございました。

また、挿絵を描かせて頂きました。
『喜び』 (挿絵を付けさせて頂いたバージョンです


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