『暗黒回帰(仮)』




キリカとアルテナの確執とその融解のお話。




○大筋──────────

次第にアルテナを愛するようになっていたキリカ。
しかし、キリカをこの世界に引き込んだのもアルテナ。
 キリカには、アルテナを愛しながらも、一方ではアルテナを憎む心もある。
そして聖堂で銃を返された時にはキリカは憎しみと敵意の心を持ってアルテナに銃を向けた。
その後の荘園での安らいだ生活によってキリカはだんだんアルテナに愛情を感じるようになるが、
キリカの中ではまだわだかまりがある。
自分をこの道に引き込んだアルテナへの憎しみ、
そして何より今は愛するアルテナに銃を向けてしまった事。

同じようにアルテナもまたキリカに対してわだかまりがある。
愛するキリカをこの道に引き込んでしまったという自責の念。

キリカとアルテナがお互いを求めて触れ合いつつ、
お互いに持っている愛情と憎しみの想いを打ち明け、わだかまりを融解する。




○付属する情景──────

.料理をしているアルテナの背中をじいっと見つめるキリカの視線を感じて、
「手伝ってもらえますか?」で一緒にじゃがいもの皮をむく。

.木の下で座るアルテナの周りをキリカはうろうろそわそわして、
「さあいらっしゃい」で膝枕してもらう。

.本を読むアルテナの横から本を覗き込みつつ、
アルテナの膝をじいっと見つめるキリカの視線に気づいて、
 「ふふ、いらっしゃい」で膝に収まって背中にアルテナの鼓動を感じながら一緒に本を読む。

.アルテナの寝室でいつまでも帰らないでぐずぐずしていて、
「一緒に寝ましょうか」でもぞもぞとアルテナのおふとんに潜り込む。

.並んで寝ているうちにキリカの手の甲がアルテナの手の甲にちらちら当たって、
アルテナが黙ってキリカの手を握ってあげる。

.ベッドの中で手を繋いでいるアルテナとキリカ。
ぽつりぽつりと話す二人。
あの聖堂で銃を向けた日の事を。そして10年前の銃を渡したあの日の事を。

.アルテナの胸元に顔を寄せてうずめるキリカの頭にそっとアルテナはキスしてあげる。

.朝起きてキリカは寝床の中でアルテナの寝顔を間近に眺める。

.寝床の中でおはようを言い合うアルテナとキリカ。



.ベンチに並んで座ってお話するアルテナとキリカ。
うつむきつつ照れくさそうにお話をするキリカ。
ふとアルテナのほうを向くと、アルテナはさめざめと涙を流している。
鳩が豆鉄砲くらったような顔でびっくりするキリカ。




○付随する情景(絵)────

『キリカとアルテナ』






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『暗黒回帰(仮)』


キリカとアルテナの確執とその融解のお話をシリアスSSにしたいと思っています。
まだ構想段階なのですが、大体のイメージをメモメモしてみました。
タイトルもまだ仮です。

大筋にも書いたようにキリカとアルテナにはまだ確執があるのではないかと思います。
二人の確執とその融解を描ければいいなあと思っているのですが、
なにぶん長いSSには慣れていないので中々上手く書けません(汗
ですので今の所のイメージだけでもアップしておこうかなと。
いずれ書き上げたいと思っています。


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