The Swords with you



『剣と共にあらんことを』



それは旧い、旧い物語。
千年もの前に、世界の姿を見た人々がいました。
十世紀末、それは起こりました。
権力を巡る醜悪な陰謀、大勢の人が殺されました。老人も、幼子も。
人が人に対して為しえる最悪の暴虐、人々はその極限を目の当たりにしました。

何人かがその地獄を生き延びました。
彼らは悟りました、人の世の本質を。
地上は常に、邪悪と絶望に満ちているのだと。
生き残った人々は誓い合いました。
この世界に復讐する。弱き者、虐げられた者を助け、地上に正義を実現しよう。
絶対の秘密と忠誠を誓い、ここにソルダが初めて芽生えたのです。

ソルダの血は荒野に染み渡り、大河へと流れ込む。
盟約を結んだ者たちは、各地へと散り、社会の裏に隠れ住んだのです。




中世ノワールです。
ソルダ生誕の物語に登場するであろう二人の少女をイメージしました。
そしてその二人は、とある無名の司祭に出会う……とか。

剣は、敵対するものを滅ぼす剣であると同時に、大切なものを護る盾でもある。
愛する人の剣。愛しい人の盾。ノワールはそんな存在だと思います。

ボルヌ、マレンヌ、アルテナのシスター時代のお話を、
『たとえばそこに一振りの剣があるとして』
『もしそこに一振りの剣があるのなら』
『そしてそこに一振りの剣がある』

の三篇で書いてみたいなあと考えています。


「剣とともにあらんことを」の英文として「The Swords with you」としましたが自信はありません(笑 映画「スターウォーズ」で「The force with you」の邦訳が「フォースとともにあらんことを」になっていた(と思う)ので、それを参考にしてみました。「それは旧い、旧い物語……」も英語なら「Long long ago ... ...」なのでスターウォーズのオープニングと同じになります。そんな感じで石畳にテロップが流れていく……という感じで見るのもいいかも。でも上記の物語文の英訳or仏訳は私には無理なので、
石畳に書いてあるのはSalva nosの歌詞だったりします(笑

「The Swords with you」は、「物理的な武器である剣がいつも共にありますように」、という意味がまずありますが、「The Sword」と単数形ではなく、複数形「The Swords」であるため、暗にThe Swords=二本の剣=護るべきものの為の剣である彼女達=ノワールという意味がある。だから「The Swords with you」という台詞は「ノワールがいつも共にありますように」すなわち「いつもノワールの御加護がありますように」という意味でソルダ(の元となった組織)の中でひそかに使われ始めた……とか。意味的にかなり苦しいですね(汗 ラブワイフ弁当っぽく、かなり間違ってるくさいです。
でも、出撃や会合の散会時に皆で剣を合わせ、「The Swords with you !」と合言葉のように唱える……とかの情景を想像して、「おおかっこいいな!」とか一人思っているので自分的にはOKです(笑


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