『ピクニック〜目のやり場〜』 葡萄畑の方隅でお弁当を広げる荘園メンバーズ　サンドイッチを食べ ワインで喉を潤す その雰囲気につられたのかキリカはアルテナ達の目を盗みワインを口にするが 一口飲むと顔をしかめ 赤くなり 体をふらつかせてアルテナにもたれ掛かる アルテナ キリカ アルテナ キリカ アルテナ キリカ アルテナ 「どうしたの？」　クロエ「どうしたのですか キリカ？」 「・・・・・・・・・」（ぽーとしている） 「・・ワインを飲んだのですか？」 「・・・・・・・・・」（頷く） 「そう・・・気分が悪いのですか？」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・キリカ？」 顔を覗き込むと静かな寝息を立てている クロエ アルテナ クロエ 「・・・大丈夫でしょうか？」 「あまり飲んでいないので心配しなくても良いわ この子が目を覚ますまでこのままでいましょう」 「・・・・・・」 クロエは抱き留められているキリカをじっと見詰めると 手にしていたコップの中身を飲み干し アルテナに抱き着く アルテナ クロエ アルテナ 「クロエ？」 「私も酔ってしまいました」（笑顔） 「・・・・・しょうのない子・・・」 アルテナは微笑むと二人を抱き締める ボルヌ アルテナ マレンヌ ボルヌ アルテナ 「・・・アルテナ」 「・・！」（少し驚き顔を上げる） 「皆 対応に困っています」 「あなたが親ばかなのは分かっていますが 他の者達の目がある事を忘れてはなりませんよ」 「・・・・・・・・・・はい・・・・・」

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