『ボルヌとマレンヌの愛のアルテナサンド』
ボルヌとマレンヌはアルテナをお風呂に誘いました。
三人は服を脱ぎ裸になり、お風呂で体を洗っています。
しばらくすると、ボルヌとマレンヌがアルテナにすり寄ってきました。
「どうしたのですか二人とも?」
アルテナが尋ねます。
「ねえ、アルテナ……キスしてもいい?」
アルテナの耳元にボルヌが潤いを含んだ甘い声で囁きかけます。
「え……」
アルテナには、ボルヌが何を言っているのかよく分かりません。
「アルテナ……とても綺麗よ……ふっくらした唇も可愛い……ふふっ」
戸惑いを隠せないアルテナの唇を指でそっと触れるマレンヌ。
「あ……」
アルテナの口から小さく吐息が漏れます。
不思議と二人の行為にアルテナは抗う気持ちが湧いてきません。
ボルヌは女神のようなアルテナの美しい体のぬくもりを感じたい、と思いました。
「ねえ、アルテナ……あなたの体……触れてもいい?」
「…………」
顔を真っ赤に染めたアルテナは無言です。
アルテナの様子を暗黙の了承と見たボルヌとマレンヌは、アルテナを中心に手をつなぎ、体を密着させます。
直接に触れてくるボルヌとマレンヌの胸のふくらみを感じて、アルテナはあわてます。
「あ、あたってます、あたってます」
「ふふっ、恥ずかしがらなくてもいいのよ」
そう言うボルヌも少し恥ずかしそうです。
「アルテナ、あたたかい……それに肌も艶やか」
マレンヌも頬を紅く染めています。
「二人とも何故こんなことを……」
アルテナは、ボルヌとマレンヌの突然の行動を不思議に思い、尋ねます。
「愛する人のぬくもりを求めるのは、自然なことです」
ボルヌはアルテナのことを、愛している、と言いました。
「私たちはあなたが欲しい」
マレンヌもアルテナへの想いを告げます。
「愛する人……あなたたちは私を愛してくれるのですか」
アルテナは縋るような目つきで確かめます。
「ええ、私たちはあなたを愛しています」
アルテナの眼を見つめるボルヌとマレンヌは声を揃え、愛情に満ちた笑顔で答えます。
「あ、ありがとう……ボルヌ、マレンヌ」
二人の言葉は、誰かに愛される事を欲しているアルテナの心を、何よりも暖かくしてくれます。
「あなたはわたしたちを愛してくれる?」
今度はボルヌとマレンヌが、アルテナに問いかけます。
「え……その……あ、愛します……」
俯き加減で恥ずかしそうに二人に愛の告白をします。
「うれしい、アルテナ、私たちがあなたに寂しい思いはさせない」
マレンヌが嬉しげな声を上げて、アルテナの背中から腕をまわし抱きつきます。
「ありがとう、アルテナ、これからは私たちがあなたの心を守ります」
ボルヌはアルテナに優しく微笑みを贈り、正面から抱きしめてあげます。
いまこの時、恋人同士になった三人は身を寄せてお互いを抱きしめ、愛を確かめ合います。
愛しい人たちの心と体に触れて、幸せに震えるアルテナの目じりに涙が浮び、キラキラと輝いています。
アルテナ、ボルヌ、マレンヌ。
三人の処女たちに、明るい未来と幸せが訪れますように。
(ナレーション……三人の愛の交歓をこっそりと覗き見ているキリカとクロエ)
おまけ 『愛のキリカとクロエサンド』
クロエ 「まだ続けてる……すごい、ねえ見てキリカ、ほらあんな事まで」
キリカ 「うん、すごいね、クロエ……アルテナ、とても気持ち良さそう」
クロエ 「そうよね、あんなに可愛がられたら、わたしやキリカだって……」
キリカ 「クロエ……わたし変なの……体が熱い」
クロエ 「あ、キリカ……そんなとこ触っちゃダメ……あ、あ……」
キリカ 「ふふふっ……わたしはクロエが大好き……ちゅっ」
クロエ 「あん……わたしも、キリカが……好き!」
キリカ、クロエ、ふたりとも、どうかお幸せに。