『アルテナは厳しいけれど優しい』




クロエ
ミレイユ
クロエ










霧香
「苗木には常に光と水を。ただしアルテナの望む時に望むだけ」
「アルテナ……あんたの上司だそうね」
「……アルテナは厳しいけれど優しい。
あなた達が試練を乗り越えるのを心を痛めながら待っているのです。
例えばアルテナは私が荘園に帰ってくると胸にぎゅうっと抱きしめて、おかえりなさいと言ってくれます。
アルテナの胸はとても大きくてやわらかくて暖かいのです。
アルテナは私が寝る時おでこにちょんっとおやすみのキスをしてくれます。
アルテナがキスする刹那は私は目をつぶれと言われます。
アルテナは私がおねだりするとベッドの端に腰掛けて寝物語をしてくれます。
アルテナは私が荘園から出かける時は私の肩に手をかけて、いってらっしゃいと言ってくれます。
アルテナは時々樹の下で膝枕をしてくれます。アルテナは膝枕しながら私の頭を撫でてくれます。
アルテナの膝はとてもやわらかくて気持ちよいのです。
アルテナは」
「やめて、もうやめて────っ!(笑」

荘園のとあるテラスにて陽射しを浴びながら原本を広げつつお茶を飲むアルテナ。

アルテナ
(……! 今、何かあの子の悲鳴が聞こえたような気がしました。
クロエは無事つとめを果たしたようですね。
全ては、私の計画したとおりに進んでいる……)

アルテナは悠久と広がる空に目を向け、ふっと微笑んだ。
計画が少しづつずれ始めている事をアルテナはまだ知らない……


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アルテナについてついついノロケてしまうクロエ。
さしもの霧香も耐えられません、お腹が(笑


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